
読者の悩み
- サブドメインとはどのようなものなのか?
- 初心者でもわかるようにサブドメインの作り方を教えてほしい
- サブドメインはSEOに適しているのかも知りたい
こういった疑問に答えます。
本記事の内容
- サブドメインの基礎知識をまとめました
- サブドメインの作り方を詳しく解説【エックスサーバー】
この記事を書いている僕は、フロントエンドエンジニア歴が15年ほど。
web業界からゲーム業界まで数多くのwebサイトやアプリケーションを制作しています。
こういった僕が、分かりやすく解説していきます。
サブドメインの基礎知識をまとめました
ここではまず、ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリの違いを詳細にまとめましたので解説していきます。
その①:ドメイン
独自ドメインとは、ドメイン登録サービスで取得できるオリジナルドメインのことを指します。
すでに使用されていない限り、ユーザー自身が希望するドメイン名を指定することができます。
独自ドメインを取得する際には、取得や更新の際に費用がかかります。
SEOは?
独自ドメインで運用する場合は検索エンジンから評価されるために、相応のコンテンツ量・品質などが必要です。
最初はなかなか上位に表示されないこともありますが、長く運用して更新していれば評価が高くなります。
当然ですがドメインが異なるので、企業サイトなどにリンクを貼れば外部リンクとして評価されます。
メリットとデメリットは?
メリット
- ドメインを維持している限り、そのドメインを利用できる
- アクセスの負荷分散がしやすい
- 企業とは独立したブランディングも可能
デメリット
- ドメインの維持費、設定などの手間がかかる
- 検索エンジンへの評価されるために一定のコンテンツが必要
- 企業サイトの問い合わせにつなげにくい
その②:サブドメイン
サブドメインとは、独自ドメインをさらに分割して利用できるドメインのことを指します。
1つのドメインを目的別や用途別に分けて利用する際に使用されます。
例えば、「〇〇.com」を本体のドメインとした時、「△△.〇〇.com」のように文字列を追加し、ひとつのドメインを用途別に区別したい時に用いられます。
また、「独自ドメイン」と「サブドメイン」は、別サイトとして認識されます。
SEOは?
トップレベルドメインのSEO評価がサブドメインにも影響するので、評価が高ければ追加した直後でも検索時にトップの下に表示されます。
しかし、サブドメイン単体での評価はトップレベルドメインに比べて下がる傾向にあるので、オウンドメディアだけを際立たせていきたい場合などは不利になることもあります。
なおサブドメインからのリンクは、通常の内部リンクとして評価されます。
メリットとデメリットは?
メリット
- 負荷分散しやすい
- アクセス解析がしやすい
- トップレベルドメインのSEO評価を受け継ぐことができる
デメリット
- 構築時にサブドメイン登録が必要
- トップレベルドメインが廃止になったときに影響を受ける
その③:サブディレクトリ
サブディレクトリとは、ドメインの中にディレクトリを切ってコンテンツを構築することです。
WordPressなどのCMSをサブディレクトリにインストールして利用することもできるので、異なるデザインテーマを適用するといったこともできます。
SEOは?
トップレベルドメインで扱っているコンテンツの内容とサブディレクトリで扱っているコンテンツ内容が同一であれば、一つのドメインの中でのコンテンツが充実していくので、SEOとしては非常に効果的です。
しかし大幅に異なるテーマを扱うサブディレクトリが複数あり、それぞれのコンテンツが薄い場合は評価が下がることもあります。
メリットとデメリットは?
メリット
- 同一サーバーに構築するなら設定が簡単
- コンテンツが充実すれば、ドメイン全体のSEOによい影響を与える
- 企業サイトへの問い合わせにつなげやすい
デメリット
- サーバーの移行が煩雑
- アクセス解析の切り分けが煩雑
サブドメインの作り方を詳しく解説【エックスサーバー】
今回は僕が使用している「エックスサーバー」で、サブドメインを設定する方法を解説していきます。
僕はクライアントのテストサーバー用に「https://creative-check.net/」ドメインを使用し、案件毎にサブドメインを設定してテストURLに使っています。
それでは以下手順になります。
1. サーバーパネル画面
エックスサーバーのサーバーパネル画面から「サブドメイン設定」をクリックする(※赤枠部分)
2. ドメイン選択画面
ドメイン選択画面からサブドメイン設定を追加するドメインを選択します。
3. サブドメイン設定(※赤枠部分)
ここでは以下を設定していきます。
サブドメイン名
ご自由に任意のサブドメイン名を入力してください。
ここでは僕は「guild」と入力しました。
ドキュメントルート
ドキュメントルートとはファイルのアップロード先のことです。
「〇〇.com」を本体のドメインとした時に「△△.〇〇.com」のように文字列を追加したい場合は、以下のように下にチェックを入れてください。

コメント
無料独自SSL設定の追加が不要な場合は、「無料独自SSLを利用する」のチェックを外してください。
4. 入力内容の確認
お手続きの内容を確認します。
「追加する」ボタンをクリックすることにより、サブドメイン設定と、無料独自SSLの設定が追加されます。
5. サブドメイン設定の追加完了
「サブドメイン設定の追加を完了しました。」が表示されましたら、ドメイン設定の追加は完了です。
添付画像のように反映待ちと表示されます。
FTPツール等で実際にサブドメインで設定したフォルダが追加されているか確認しましょう。
僕が作成したサブドメイン「guild」フォルダが追加されているのが確認できます。
※追加したサブドメインが利用可能になるまで、最大で1時間程度かかることがあります。
以上で作成手順は完了です。
エックスサーバーのサイトにもサブドメイン設定のマニュアルがありますので、こちらも参考にどうぞ。
今回は以上になります。
サブドメインの設定方法が不安な方は是非参考にしていただけると嬉しいです。






